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革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業 要素技術・シーズ創出型プログラムに係る令和8年度新規委託研究の公募(第1回)の結果

2026年10月9日

国立研究開発法人情報通信研究機構

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー)、理事長: 大野 英男)(以下、「NICT」という。)は、革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業の要素技術・シーズ創出型プログラムに係る令和8年度新規委託研究の公募(第1回)について、下記のとおり採択しました。

記

1. 採択された研究開発プロジェクトと提案者

〇
光海底ケーブルにおける空間多重技術の高度化に向けた次世代の給電方式を用いた超長距離大容量伝送システムに関する研究開発(課題番号107)
研究開発項目1
超長距離大容量伝送の設計技術に関する研究開発
研究開発項目2
周波数拡大・効率最適設計技術に関する研究開発
研究開発項目3
超長距離大容量伝送のフィジビリティ検証に関する研究開発

(研究開発項目1、2及び3を包含する提案1件を採択)

提案課題:
空間多重設計技術を活用した光海底ケーブルの超長距離大容量伝送システムに関する研究開発
提案者:
日本電気株式会社(代表提案者)、株式会社KDDI総合研究所
概要:
将来的な通信需要の増大に対応するため、本研究開発では大容量化が強く求められる光海底ケーブルシステムを対象に、空間分割多重(SDM)技術を活用した超長距離・大容量伝送を実現するための設計基盤技術を確立する。具体的には、光海底ケーブルの敷設性および量産性に優れた標準クラッド外径125 μmの非結合型マルチコア伝送システムを対象とし、供給電力が制限される光海底ケーブル環境下において、容量距離積15 Exa-bps・km以上を達成するための設計指針を明確化する。さらに、将来の社会実装を見据え、光海底ケーブル事業者や国際学会を通じて研究成果を積極的に発信し、早期の実用化・標準化への展開を目指す。

〇
光海底ケーブルにおける空間多重技術の高度化に向けた給電電力制限環境下での高効率光増幅技術に関する研究開発(課題番号108)
研究開発項目1
システム容量最大化のための高効率光増幅技術
研究開発項目2
給電電力制限環境下での光増幅器数最大化のための高効率中継器光・電気回路技術
研究開発項目3
マルチコア双方向伝送用高性能光増幅技術

(研究開発項目1、2及び3を包含する提案1件を採択)

提案課題:
給電電力制限下でのマルチコア高効率光増幅技術
提案者:
株式会社KDDI総合研究所(代表提案者)、学校法人早稲田大学
概要:
本研究開発では、給電電力が厳しく制約される太平洋横断級光海底ケーブルを対象に、光増幅中継回路の光回路と電気回路を一体最適化した高効率光増幅中継技術を確立する。これにより、既存の給電システムやケーブル構造を大きく変更することなく、中継器あたり2倍以上の光増幅器収容効率を可能とし、1Pbit/s超級の次世代SDM光海底ケーブルシステムの実現に資するマルチコア高効率光増幅技術を実現する。さらに、我が国発の次世代光海底ケーブルシステムの実現を通じて、国内関連産業の国際競争力強化、市場シェア拡大、ならびに通信インフラの国産化による経済安全保障の向上に貢献する。

〇
光海底ケーブルにおける空間多重技術の高度化に向けた柔軟で高信頼なリージョナル海底マルチコアファイバネットワーク実現技術に関する研究開発(課題番号109)
研究開発項目1
海底MCF光ノードアーキテクチャ技術
研究開発項目2
海底MCF光ノードを構成する小型・高信頼MCF光デバイス技術
研究開発項目3
海底MCF光ノードの損失を補償する小型・高信頼MCF光増幅技術

(研究開発項目1、2及び3を包含する提案1件を採択)

提案課題:
柔軟で高信頼な多粒度リージョナル海底MCFネットワーク実現技術の研究開発
提案者:
古河電気工業株式会社(代表提案者)、santec AOC 株式会社、学校法人慶應義塾
概要:
本研究開発では、Beyond 5G時代の大容量・高信頼なリージョナル海底ネットワーク実現に向け、非結合4コアファイバ(4CF)に対応した多粒度海底光ノード、4CF光スイッチ・受動デバイス、小型高信頼4CF光増幅技術を確立する。4CF単位やコア単位などの多粒度で柔軟な接続切り替えを実証し、災害・障害に強い通信基盤、情報流通拠点化、経済安全保障、国際競争力強化に貢献する。

2. 公募等の概要

上記の課題については、2026年6月17日から同年7月17日まで公募を行いました。公募の詳細は、以下のWebサイトをご参照ください。

本件に関する問い合わせ先

オープンイノベーション推進本部
FAユニット 委託事業推進室

公募担当